何者も寄せ付けない
圧倒的な威厳に満ちた滝
遠くから眺めることはあっても
近づいたことはなかった
その機会を得て
険しい道を降りてみた
タンギョの滝へ
明治の頃に建った古いダムから下を見下ろす
道もない険しいこの場所へ これを築き上げた先人の労
計り知れない難儀な工事であったろう
いよい その滝の上に立つ
怖さもあるが
九州一の落差を誇るこの滝を撮るには
どうしても仰け反ってしまうのだ
さて ここへ案内をする・・・
ちょっと考えてしまう
サポートしてガイドできる人数は
2~3名がやっとだろうか?
人を寄せ付けない自然は
それなりの威厳と意義を持っている
威厳を無視して どやどやと行く場所ではない
そーっと垣間見て 早々に引き上げてきた
人が介在せず いつまでも
このままの方が いいのかもしれない
そう 思った