夕景は久しぶりだ
数年前 この先の離れ岩に上がったことがある
魚がさっぱりだったが やがて アキサバの群れがやってきた
仲間がこれを釣って喜んでいたとき ふと目をやると
三角のひれに囲まれていた・・・サメ!!
釣りを止め 弁当を開いた足元まで
サメはアタックしてきた
サバに興奮したのだろう
何もない静かな夕暮れは活動的な海の中とは対照的
天空に三日月が冴える
サガリバナ
不良おじさんは舟を漕いだ
ピンポイントのランプを頼りに
真っ暗な密林を進む
細い水路の奥に 彼女はいた
濃厚な南国娘の香りを放つ
水面に花びらが落ちていた
パドルをひくたびに
夜光虫が溢れ散る
まさに幻想とは
今を言うのだろうか
(詳細は
てさんの日記を)